津市久居アルスプラザときの風ホールで5月31日(土)、和太鼓奏者・服部博之さんのコンサート「一會 ーいちえー」が開かれた。2008年から続く恒例の催し。
 17回目の今年は、演奏活動30周年を記念して開かれた特別プログラム。前半では、『幻響』『ざわめき』『感謝』のほか、津軽三味線のKUNI-KENを交えて『一本』『大河』『ツバゼリ』を披露。和楽器の力強い音色が会場に響きわたり、350人以上もの観客を魅了した。後半は『マントラ』に続いて、現役僧侶による和太鼓集団・鼓司(くす)と『悟りの岸へ2025 ~雲の行くまま、水の流るるままに~』を競演。音で表現した「禅のこころ」が聞く人の心を打った。