議員定数特別委員会
将来を見据え定数30人に
削減反対は3委員だけ

 津市議会は1月9日(木)、議員定数検討特別委員会(佐藤有毅委員長、20人)を開き各委員の意見集約を行い、次回委員会で委員長報告書の確認を行うことを決めた。前回委員会(令和6年11月11日)で削減に反対した津みらいの2議員が4減を表明し、削減反対は共産党の滝勝弘議員、未来開拓の長谷川植議員、津みらいの藤田定彦委員のみで、16委員は1~6減を表明し、4減が9人、6減が1人となり、大半が1~6減を表明した。2月4日(火)次回委員会で委員会の意見を取りまとめて結論を出す。

 津市自治会連合会は昨年6月28日の「津市議会定数の削減等にかかる要望書に続き」、9月18日(水)に補足説明とした再度の要望書を市議会宛に提出し、「10年先20年先を見据えて、議員定数34人を28人から30人に削減」するよう要望している。
 津市議会議員定数検討特別委員会。(敬称略)
◎佐藤有毅(委員長、津みらい)、○堀口順也(副委員長、公明党議員団)、滝勝弘(日本共産党)、渡辺晃一(津市民の会)、桂三発(一期一会)、長谷川植(未来開拓)、田中勝博(一津会)、坂井田茂(津教育未来)、小島晴美(公明党議員団)、八太正年(自由民主党市議団)、福田慶一(市民の声)、田矢修介(希望の風)、藤田定彦(津みらい)、柏木はるみ(津みらい)、保田勝平(津和会)、吉川一正(津市創成)、岩脇圭一(津みらい)、川口和雄(津和会)、倉田寛次(津和会)、小野欽市(津市創成)。
 各委員の意見。
 小島委員 公明党議員団は4減で意見を取りまとめた。
 小野委員 今回は意見集約、次回の委員会で委員長報告書のとりまとめと確認を行う、ということで間違いないか。
 佐藤委員長 その通り。次回委員会を経て、3月議会の代表者会議で条例改正案を提示し、本会議に図る。
 小野委員 特別委員会での成案が、本会議最終日に成案として採決で尊重されるのか。
 佐藤委員長 当委員会に意見は尊重されるものと思っている。
 小野委員 以前から4~6減を訴えてきた。理由は、10年くらいは触らなくて良いようにすべきだと思っている。4減という意見に定めたい。
 桂委員 1減ではなく3減。奇数が良いから。
 柏木委員 現状ままで良いと考えてきたが4減で。
 八太委員 減らすなら2減。各地域からまんべんなく出て地域の声を代弁できるように、小選挙区制にすべきだと思う。
 渡辺委員 津市は県都であり、他市町を牽引すべく、4減は標準。議会改革すべきという人もいるが、4減が良いと思う。
 藤田委員 現状維持。
 岩脇委員 現状維持と言ったが、判断の時間軸を将来に据え、4減とする。
 川口委員 主権者の代表である自治会連合会からの定数減の意見を重んじないといけない。一人一人が頑張れば良い。6減にすべき。
 滝委員 前回同様改めて現状維持。
 田矢委員 前回同様、4減。定数う30で委員会運営に問題がない。
 小野委員 政務活動費のあり方についても検討すべきだと思う。例えば、交通費などを改変すべきだと思う。付帯決議として入れられると良いと思う。
 佐藤委員長 採決を取りたい。最も多い意見を委員会の意見としたい。
※挙手
0減=滝、長谷川、藤田
1減=坂井田、田中
2減=倉田、八太、保田
3減=桂
4減=岩脇、小野、柏木、小島、田矢、福田、堀口、吉川、渡辺、
6減=川口
 佐藤委員長 最も多い4減、定数30人でまとめる。次回委員会は2月4日(火)に開催する。