障がいのある人たや病気の人どが、周囲の方に援助や配慮が必要なことを示す「ヘルプマーク」の取り組みが、全国の自治体で進んでいる。三重県でもヘルプマークの普及に取り組んでおり、クラウドファンディングの寄付などを活用して、ストラップ型の「ヘルプマーク」を約6千個を作成して今月1日から市町の窓口でも配布している。津市には500個が割り当てられたが希望者が殺、すでに在庫は無い状況という。ヘルプマークみかけたら、援助の手を差しのべよう――。
 ヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない人のために制作されたもので、みんなで助け合う社会を実現するために誕生した。身につけた方を見かけら、まずアクション。電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかけるなどで、思いやりの輪が広がる。ヘルプマークは助け合いのしるしでもある。
これまでに県費でヘルプマーク(ストラップ)約4千個を作成して今年6月27日から、県の窓口(県庁地域福祉課、県各福祉事務所、県各保健所など)で約800個を配布した。
 ヘルプマークの普及のためのクラウドファンディングは5月18日から実施。7月17日までに51万5千円が寄せらた。目標額37万4千円を上回ったが、引き続き、クラウドファンディングを実施して、啓発などをより充実させて効果的な事業を実施していきたいとしている。
 ストラップは赤色の地に白の「+」と「(ハート)」を組み合わせたデザイン。本体はシリコン製で、縦8・5cm×横5・3cmの大きさ。つり下げ用のバンドが付いており、カバンや胸元などに装着できる。赤色でよく目立ち、アイキャッチ的効果が期待できる。