7月は津市内で盗難相次ぐ
軽量化や金属価格高騰が原因
津警察署管内で1月から7月30日までの間にエアコンの室外機の盗難が12件あり、その内6件が7月に集中。津南署では1件。連日の猛暑日で、エアコンの故障は熱中症に直結する重大事。室外機をしっかり固定したり、覆いの設置、防犯カメラの設置は盗難防止に効果的。地域の防犯意識の向上、防犯パトロールなど地域ぐるみの取り組みが求められる。
警察庁によるとエアコンの室外機が盗まれる被害は令和5年で3397件発生し、5年間で約13倍に増加しているという。三重県警によると今年1~6月のエアコン室外機盗難は22件だが、7月に入って津署管内だけで6件の盗難届があり、急増していると思われる。
白塚漁業協同組合(橋本信満代表理事組合長)の河芸支所そばの漁業者休憩所で7月19日(土)と22日(月)相次ぎ2台のエアコン室外機が盗難された。防犯カメラが設置してあったが、落雷のため壊れたままになっていた。エアコンの被害額は2台で約76万円という。
エアコンの室外機の盗難は、軽量化や金属の価値の高騰、設置場所の無防備さが主な原因だ。