七流派が“初夏の景色”競う
津花道協会が合同作品展

 津花道協会(百々壮一会長)は18日(土)と19日(日)、津リージョンプラザ3階生活文化情報センターで同協会創立70周年を記念し、加盟の7流派(会員総数130名)による合同作品展を開催した。令和元年度津市民文化祭の一幕。
 今回展では池坊、未生流、二葉流、草月流、未生流中山文甫会、小原流、嵯峨御流の7流派の会員108人と「津こどもいけばな教室」で学ぶ生徒12人が出瓶。“山川草木”さながらの大きな風景を切り取り、各流派の法則にしたがいコンパクトに再構築した。
 明治期に完成した小原流は水盤に浮かべる盛り花を特徴とし、今回展では枝ぶりのよい桑の木をバランスよく天辺に配置し、下方には初夏のさわやかな草花を生けた水盤を置いた。来場客は、植物の魅力に取りつかれるように熱心に鑑賞していた。