三重とこわか国体・とこわか大会
延期せずに中止決定へ
オンラインで第6回実行委員会
 三重とこわか国体・とこわか大会(全国身体障がい者スポーツ大会)第6回実行委員会総会
が9月24日(金)、津市の県総合文化センターを主会場に、県四日市庁舎、県伊勢庁舎、県伊賀庁舎、県尾鷲庁舎をオンラインで結んで開かれ、「大会延期のぜひについて」審議した。県は費用の追加負担や、会場の確保が困難として、26日(日)が期限の両大会の延期申請を見送る方針を示した。
 同大会は新型コロナウイルスの感染拡大のため、鈴木英敬前知事が8月21日、今秋の中止を決めた。実行委員会では役員から「延期の是非は一見知事に一任してほしい」との提案があり、実行委員会事務局は「拍手多数で承認された」として、事実上、延期断念が決まった。
 9月22日(水)に開催の県議会全員協議会で、一見勝之知事が両大会を6年後に延期して開催するのは難しいと開催断念を表明した。
 総会では事務局の意向調査で大会参加37団体のうち31団体が延期開催を求めていたと説明し、中止の是非について県議会で論議が後を引くものと思われる。
 大会の運営には競技団体やボランティアの参加があるとはいえ、予算は行政持ちの官営スポーツ大会。予算面でも肥大化してきた運営のあり方のについて地に足を付けた議論が望まれる。