津の農林水産物の魅力を伝える
前川果樹園が園児たちと交流

 津市農林水産物利用促進協議会(津市農林水産政策課内)は2月25日(月)と3月1日(金)市内幼稚園・保育園3園へ出向いて交流会を開いた。津の農林水産物の魅力を伝えるとともに、食育に役立て、ひいては生産者の販路拡大につなげる取り組みで、今年度からスタート。
 2月25日は前川果樹園(高野尾町)とともに椋本幼稚園(芸濃町)と芸濃保育園(同)へ赴き、3月1日には八十六石まこもの集い(美杉町)と八知保育園(同)へ出向いて開催した。写真や現物を取り入れながら生産物の生育方法を説明すると、園児から、生産で工夫していることなど質問の手が挙がった。試食の時間もあり、楽しい交流会となった。
 椋本幼稚園の森朋子園長は「食育の面でもよかった。前川さんのお話と食べるという体験が一緒になって、園児たちにも気づきがあったのでは」とし、当日みかんを用意した前川果樹園の前川哲男さん・やそ美さんは「幼少期においしい果物を食べた、地元の物を食べたという経験が大人になってから生きる。地産地消に対する意識づくりのきっかけになれば」と話していた。なお、芸濃保育園では3月の園のおやつとして前川果樹園のみかんを取り入れる予定。
 同協議会では津市産農産物として、米、小麦、大豆、キャベツ、イチゴ、日本なし、シイタケ、タケノコ、小女子、アサリ、じねんじょ、ずいき、まこもたけなどを勧めている。