小野欽市議長、佐藤有毅副議長に決まる
津市議会正副議長・委員会など決まる
会派代表者会議をネット配信!!
市民に開かれた市議会をめざす

 津市議会は15日から4日間、臨時議会を開き、正副議長、議会運営委員会、常任委員会、監査役を決めた。議長選には津市創成の小野欽市議員が立候補し、24票を獲得して当選。無効票は10票。副議長は津みらいのい佐藤有毅議員が25票、無効10票で当選した。小野議長は「代表者会議のネット配信など市民に開かれた議会を実現する」、佐藤副議長も「議長の議会改革を支え、議会のITC化の推進を議論したい」とそれぞれ決意を語った。
 議長に立候補した小野議員、「一人会派が多数存在する。これまでに無いことで、議会運営を危ぐする指摘もある。一人会派の意思を尊重しながら、評決すべき時は多数会派の数を踏まえて評決することもある。代表者会議を本会議同様にネット中継して市民に公開したい。議会改革検討委員会で早急に結論を出したい。年2回ほど議会報告会を開催する。昨年の百条委員会の議論を踏まえ、「津市議会倫理条例」か「津市議会基本条例」の制定が必要だ。議会審議の迅速性を図り、連絡調整を促進するために議員1人1台ダブレットの貸与を検討する」と所信を表明した。
 立候補者質疑で4議員が意見を述べた。渡辺晃一議員(市民の会)は「一人会派の意思を尊重すべき。議会改革のために、一人1台タブレットを導入してペーパーレスをめざすべき。市議会報告会は他市の事例では市民の集まりが悪い」。桂三発議員(***)は「多数会派の数を尊重するというのは乱暴では無いか」。青山昇武議員(公明党議員団)「議会基本条例はどのように進めるのか」。岡村武議員(至誠会)「会派制は終わっている。一人会派の議員も何千票の票を得て議会に来ている。議長の役割は難しい問題をまとめる仕事だ。日本でも有数の立派な議会にしていくのが役割だ。大会派の代表は小会派に情を持って接するのが議会人ではないか。代表者会議は先人の知恵だ。ネット配信すれば、みな良い子になって言いたいことを言わなくなる。タブレットの配布は何度も議論が出た。使えない人もいる。タブレットの導入で議会が良くはならない」と意見を述べた。
 副議長に立候補したに佐藤有毅議員は、「議会、議場のITC化の推進、議員倫理条例の制定を議論する必要がある。市役所、議会棟の防犯対策、セキュリティ強化のい議論も必要」と訴えた。