津市久居元町にある千手院賢明寺で11月23日(日)、毎年恒例の人形供養が行われた。本堂には2千体を超える人形がに並び、読経と焼香を経て供養された。
 人形供養は、同寺の千手観音奉賛会が毎年実施。近年はインターネットなどで知り、持ち込む人が増加。この日は市内はもとより市外からも200人を超える人たちが、役目を終えた五月人形やひな人形、ぬいぐるみなどを持ち込んだ。
 宅急便でダンボール箱いっぱいに送られてきたものもあり、奉賛会員は取り出しに大わらわ。高価な人形から抱きぐせの付いたぬいぐるみなど、本堂に並べきれないほどの集まった。
 持ち込んだ人は「思い出の人形は捨てられません。供養してもらって安心しました」と念入りにご焼香をしていた。

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