津商工会議所125周年記念式典
貢献者・企業を表彰し歴史振り返る

 津商工会議所は11月26日(月)、設立125周年を祝う記念式典を津都ホテルで開催した。会員や行政関係者など約260人が出席し、同会議所の節目を祝った。
 式典では、厳かな国歌斉唱と物故者への黙祷を捧げた後に、岡本直之会頭が「中小企業に軸足を置き、寄り添って地域発展に貢献していきたい」とあいさつし、抱負を語った。鈴木英敬県知事や前葉泰幸津市長も駆けつけ祝辞を述べた。
 役員・議員の表彰では地域を支える会員企業の名だたる重役、会社と地域に長年貢献を続けている優良従業員らが表彰を受けた。
 会員大会決議案として、「政治不安や人手不足、長寿社会といった課題が残る油断できない状況の中、会議所は多様な人材とITの活用により生産性向上などに係る経営支援を行うことが肝要である」とし、住みやすく、働きやすく、安心安全なまちづくりのために役に立ち、寄り添い共に行動する商工会議所を目指して各種の事業・活動を展開することが満場一致で決議された。
 式典の後、記念講演会があり、立教大学の山口義行名誉教授が「これからの中小企業の在り方と日本経済の方向性」、皇學館大學文学部長の岡野友彦国史学科教授が「伊勢国司北畠氏について~津市域とその周辺の史跡を中心として~」と題してそれぞれ話した。