白塚海岸にもプラスチックゴミ
希少生物の生息地を守ろう!
ボランティアが清掃活動実施

 マイクロプラスチックによる海洋汚染の影響が懸念されるなか、津市の白塚海岸で16日(日)、砂浜に散乱するプラスチックゴミを回収する清掃活動があった。白塚の浜を愛する会(西口恵子代表)の呼びかけに、同会々員や地域住民ら約20人が参加した。各自がゴミ袋片手に、白塚漁港北側の砂浜に漂着した木片や海藻の中から、細かなプラスチック片を黙々と探し拾い集めた。
西口代表は「浜には9月30日の台風24号で打ち上げられたプラスチックの破片が散乱しており、風に飛ばされ壊れてマイクロプラスチックとなって海を漂い魚のお腹に入ってしまいます。そうならないうちに少しでも多く拾いたい」と挨拶。初めて参加した女性(津市河辺町)は「想像以上のプラスチックゴミの量で驚きました。大変な事だと思います」と話した。
 白塚漁港の北側にある長さ約800メートル幅約140メートルの区域は、シロチドリやカワラハンミョウなどの希少野生動植物が確認されている砂浜。白塚の浜を愛する会は「この貴重な環境を未来に受け継ぎたい」と、清掃・生物の観察・外来植物の除草などのボランティア活動を続けている。同会への問合せは西口代表=電話090(7605)2102。ホームページはhttps://siratukahama.jimdo.com