DX、会員の学習に力を入れたい!
津商工会議所が3年ぶりに年賀会 

 津商工会議所(伊藤歳恭会頭)は5日(木)、津市大門の津市センターパレスホールで令和5年年賀会を開催した。市政・財界代表者ら約250人が参加し、今年の津市経済の船出を祝った。田村憲久衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員らが祝賀に駆けつけた。
 年賀会は青年部元気玉による太鼓の演舞で開幕。伊藤会頭が「コロナ禍に振り回されたが、最悪の事態からは脱しつつある。伊勢神宮の参拝客もコロナ禍前に戻りつつある。今年はDX(デジタルトランスフォーメーション)、カーボンニュートラル・脱炭素化、会員間の学び直し、企業と連携して学習制度見直しに取り組みたい」と抱負を語った。
 一見勝之知事は「6月にG7(主要国首脳会議)の交通大臣会合は三重県を打ち込むチャンス。リニアは三つの候補地を一つに絞り込む時期」と指摘し「三重県の発展jの余地は大きい」と話した。前葉泰幸津市長は「今年は大谷踏切の工事が本格化し、津市北部地域の交通ネットワーク整備に大きく前進する。大門・丸之内町づくりの議論が進み、4月には国の「子ども家庭庁」が発足する。津市に若者が集まる町にしたい」と新年の決意を述べた。
 小野欽市津市議議長が乾杯の音頭を取り、新年のあいさつを交わす輪が広がった。中締めは岡恭副会頭が音頭を取り1本締めをした。3年ぶりの年賀会は新型コロナウイルス感染症8波の拡大、インフルエンザ蔓延期で、飲食は中止、乾杯はジュース、ウーロン茶。参加者も1会員1人に限定。舞台の来賓あいさつも知事、市長のみで、3密を避けた簡素な年賀会になった。