津市と(一社)日本自動車連盟三重支部(略称JAF、川喜田久支部長)は2月28日、観光振興に関する協定を締結し、その調印式が市役所であった。同様の協定は全国で412件、県下ではいなべ市、桑名市、鳥羽市などの他、14番目となる。
 式の挨拶で前葉泰幸津市長は「津市は車による観光客がとても多い。そのような方々に向けた広報を行っていくことはとても有効」と協定の重要性を説明。川喜田支部長は「JAFはロードサービスがメインではあるが、交通安全など公益性の高い業務も行っている。その一環として地方活性化に携われれば」と笑顔で話した。挨拶の後、協定書にサインがなされ、前葉市長と川喜田支部長は協定書の交換と共に握手を交わした。
 津市には年間約270万人が観光目的で訪れ、うち89%の約240万人がその交通手段に自動車を利用しているという。協定により市の観光資源をJAFのホームページやJAF広報誌「JAFMate」や「JAFPLUS」で紹介、地域の特産品やイベントをPR、アンケートを実施しその結果を施設や自治体と共有するなどの情報発信・交換を行っていく。モデルドライブコースの作成、発信なども。
 JAF会員が優待を受けることができる施設は市内に約50施設あるという。「石水博物館」「東洋軒」「磨洞温泉涼風荘」「道の駅津かわげ」など。市内のJAF会員は約40万人。