津市一志町の特産品「じねんじょ」の初出荷を控えた10日、JA三重中央波瀬支店前の集荷場で出荷規格などを確認する「目揃え会」が開かれた。
 一志じねんじょは昭和62年頃から地元生産農家で栽培が始まった。強い粘り気が特長で、お歳暮など贈答用として重宝されている。生産規模は毎年の気候条件などによって異なるが、およそ1・54トン。
 JA三重中央一志じねんじょ部会の村上勉代表によると、「今年は悪天候により例年に比べやや小さいものの、一志じねんじょの特長である粘り気はそのままで、おいしい」とのこと。
 出荷は今月20日(火)から12月21日(金)まで続く。以降、営農センター一志(近鉄川合高岡駅すぐ)で毎朝8時半から販売。土日も営業。
 12月9日(日)午前9時~午後3時、同センター前で「じねんじょまつり」がある。生産者による対面販売、おとし汁の振る舞い、家庭栽培用としてばら売りが行われる。