めざせ!「津商ビジネスプランナー」
育成講座の成果発表
平治煎餅&お焼屋のPR作戦

 県立津商業高等学校ビジネス科の生徒たちが取り組んだ令和3年度「めざせ!津商ビジネスプランナー育成講座」の成果発表が14日(月)、同校で行われた。地元老舗和菓子メーカーの商品を若者らしい感覚で売り込み、三重を元気にするもので、前年度に続く2年目の取り組み。
 お焼屋(草深利之助代表)および平治煎餅本店(伊藤博康代表取締役社長)両社の商品ラベル作成、新商品開発、PR誌での活動、販売実習などを体験し、この日、成果発表を迎えた。両社代表を前にビジネス科の生徒10人は、商品ラベルの作成では集まった膨大な数のアイデアから選択する難しさを、新商品開発では「無」から商品を生み出す苦労を、販売実習では人に話かけることの容易でないことを話し、「一年間の講座を終え、成長できた」とした。
 両社代表は、生徒たちの感覚を称えつつ、若者に訴求できるPR方法を得られたことで購買層の拡がりに期待している様子だった。なお、生徒たちが考案したお焼屋の銘菓「地上の星」の新ラベルは2月より使用される。