津市上弁財町津興の橋南中学校(酒徳宏校長)で1月20日(木)、2年生の生徒が美術の時間に「樹脂粘土で作るオリジナル和菓子」として制作したクラス別の5点を、同校卒業生でもある刀根菓子館の刀根武士社長が実物に作りかえて持参し、生徒たちに和菓子の魅力を伝えた。
 刀根社長が各クラス1つずつ優れた作品を選び、刀根菓子館で練りきりの和菓子に仕上げた。生徒たちは給食の時間に自分たちのデザインした和菓子を目で見て触れるなど五感で味わい、コロナ禍のなか、楽しいひとときを過ごした。
 刀根社長は「驚くような色彩や新しい感覚のデザインがありました。和菓子に適した作品を選びました」、菊山このか教諭は「自分たちでデザインした和菓子を実際に食べたことで、日本の美意識を感じていました」と話した。
 和菓子に採用された作品は、1組=吉田実生「夏の暦」、2組=増田絢香「さくらの木」、3組=南虹春「うち和菓子」、4組=宮村響輝「かがみもち」、5組=正村麻里奈「梅」。
 生徒のデザイン和菓子は18日(金)~20日(日)、刀根菓子館で販売。予約販売も当日販売もある。問い合わせは刀根菓子館=電話059(226)4343。
 【写真は㊤和菓子㊦樹脂粘土)】