津市一身田上津部田の県総合博物館(MieMu)で三重グッドデザイン展が始まった。県土に息づいた伝統技法を用いて造られた工芸品を公募し、「三重グッドデザイン」に選ばれた数々の品を展示している。2月17日(日)まで。
 「三重グッドデザイン」は平成26年度からの取り組みで、29年度の6点を含む全29点を展示している。わっぱ(尾鷲市)、伊賀焼、伊勢型紙、松阪木綿など郷土が生んだ工芸技法を現代風にアレンジしてシンプルに仕上げている。いずれも機能一点張りではなく、気品をも備え、用の美を追及したものばかり。「伝統と革新」の名にふさわしい内容となっている。
 流行り廃りなく、暮らしを素敵に演出する道具の一つとして人気を誇る。