7月26日(木)~8月20日(月)津市に約8万6千人が来場!
女子バレーボール、ハンドボール、柔道、レスリング、なぎなた
津市内で5競技が熱戦
昭和48年以来 45年ぶりの開催
 
 「翔べ誰よりも高く東海の空へ」をスローガンに、全国高等学校総体育大会「2018(にーまるいちはち)彩る感動東海総体」が7月26日(木)~8月20日(月)、三重県と愛知県、静岡県、岐阜県、和歌山県(ヨット競技のみ)で開かれる。三重県での実施は45年ぶり。県内で全30競技のうち14競技がある。8月1日(水)には伊勢市の三重県営アリーナで総合開会式が行われる。津市では5競技あり、選手や観客約8万6千人の来場を見込んでいる。
 全国高校総体(インターハイ)は「若人のスポーツの祭典」。県財政悪化のため平成23年からブロック単位での複数県開催となっている。6日の定例記者会見で、鈴木英敬知事は「県民の盛り上げが課題。今後加速していきたい」と懸念を表明した。
 津市は本庁舎、津市センターパレス(津市大門)、サオリーナ(津市北河路町)に懸垂幕を掲げてアピール。県高校総体推進課は津駅で高校生作の案内板追加、バス・タクシー・郵便局集配車に広告を出し、告知・大会盛り上げに懸命だ。
 経済効果は東海4県で約50億円と予測する向きもあるが、三重県教育委員会は「高校生の大会に経済効果うんぬんはいかがなものか」と冷ややか。高校野球に比べると知名度不足はやむを得ないが、はつらつとした青春のエネルギーの燃焼に市民こぞって声援を送りたい。
 3年後には三重県で国民体育大会があり、多くの選手や関係者が再び県・市を訪れることになる。「また来たい!」と思ってもらうPRやもてなしが大切だ。津市スポーツ文化振興部国体・障害者スポーツ大会推進室の川合毅室長は「高校生は試合ごとに力を付けていきます。選手たちがプレーに専念できる環境作りに全力を上げて取り組みます」と話す。
 津市では女子バレーボール、ハンドボール、柔道、レスリング、なぎなたの5種目が開催される。大会期間中の選手、関係者、観客の来場予測は別表の通り。女子バレーボール、ハンドボール、柔道の観客が多い。全体で津市には約8万6千人が来訪する予測だ。津市内の宿泊施設では3万3千人分の宿泊受け入れを準備しているという。
 女子バレーは津商業高校が上位常連校。ベスト8突破に期待がかかる。レスリングは三重県出身選手が多く、至学館高校に好選手がそろっているが愛知県所属だ。世界チャンプ安部一二三選手の妹・阿部詩選手(兵庫県夙川学院高校)ら話題の選手が出場する。
 大会スローガンは、津市の橋北中1年・曾我萌々子さんの作品。選手たちが勝利という名の空へ高く翔び立てるようにと思いを込めたという。津市開催5競技のポスターはバレーボールが野口陽平さん(津西高)、ハンドボールが澤田 壮登さん(白山高)、柔道が久世さくらさん(津東高)、レスリングが伊藤博基さん(白山高)、なぎなたが林咲良さん(高田学苑高田高)の作品。写真は5つのポスターを組み合わせたもの。
 問い合わせは県高校総体推進課=電話059(224)2836、津市スポーツ文化振興部電話059(229)3373。